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かっぱ
奇跡の組み合わせ
暑いですね。あいさつ代わりの日々・・・
お盆が終わると、一気に涼しくならないかな、、、
さて、野菜価格がじわりじわりと上がる気配がします。
弊社が取り扱う品目も、その風が吹いています。
産地の特長として、西瓜の後作になるため、6月末から定植が始まり、今頃から収穫が始まります。
お盆明けには、結構な量が出てきます。
弊社が仕入れて(といっても、私が作っているのですが・・・)、通常は市場に流しますが、お盆で休場なので試験的に3Pにして道の駅に並べてみています。
価格は強気で200円・・・
さて本題です。
この時期(夏場)のトマトといえば、味に期待できないことが多いです。
味どころか、高温続きで軟化しまくって、廃棄が大量に出たりすることも少なくありません。
軟化に強い品種であればあるほど、味とのバランスがなかなか難しいと思います。
近年の動きとして、おいしいものはそこそこ高くても流れていきます。
トマトこそ、その傾向が強く、引き合いもかなり強くなっています。
前述しましたが、地域柄、周年でトマトを作付けしている方は限定的ですが、私の相方(法人役員)が、試行錯誤して4年…
この栽培が難しい時期に、高糖度で、軟化もしにくいミニトマトを作り出しました。
詳細は書くことができませんが、先日、県外の取引先の代表が来られて、かなり目を輝かせておられました。
そして、ぜひ取引したいとも(ありがたいことです)。
ただ、今期は栽培面積が限られているため、広く販売はできません。
来年以降、私も含めて作付けを考えようと思案しているところです。
抑制品目
鳥取農産の仕入れ先の農家さんの多くは、3月ー7月まで西瓜を栽培している方がほとんどで
100年以上も前から西瓜の産地です・・・
したがって、この間は、取り扱う商品数も量も少量ですが、西瓜が終われば各農家さんが次作としてさまざまさ品目の栽培をはじめられます。
現時点で、茄子、胡瓜の収穫がはじまっています。
この2つは苗を定植してから約1月ほどで収穫可能で農家の財布にやさしい品目です。
そして、8月下旬から中玉やミニトマトの収穫がはじまります。
どの品目も毎日それなりの仕事量があり10月中旬までは休みなし・・・です。
しばらく高温が続いています。
当社が扱う商品のほとんどは、ハウス栽培なので、露地野菜に比べてその影響は少ないと思いますが、それでも高温が続くと影響がでてきますが、その影響を最小限に抑えるため、日々試行錯誤しているところです。
猛暑の影響
連日、「暑いなぁー」があいさつになっています。
特に昼前から15時くらいは、屋外にいられない感じです。
仕事でファンベスト着てますが、これがあるからこそ、できることもあると感じています。
なので、電池が切れると、やる気モードもOFFとなります。
人間を含む動物は自らの意思や本能で避暑ができますが、野菜たちはそれができません。
耐え忍ぶしか、、、
これは、当方のビニールハウスに設置している温度計の時間推移です。
赤は屋外で、それ以外はハウス内です。
今年は暑さ対策を施しているので、その違いがなんとなくわかります。
オレンジは、茄子栽培で何も施していないので、一番温度が高くなっています(当然ですね)。
緑は、茄子栽培で間欠で頭上潅水しています。
一方で、青は、ミニトマト栽培でハウス外側に20%遮光率の白色寒冷紗と、ハウス内で常時頭上潅水しています。
さすがにトマトに常時水をかけるのは気が引けるため、不織布で覆っています。
そのおかげか、、中は湿度が適度にあって涼しい・・・気がします。
これらの対策には、それなりのコストがかかっていますが、最大の目的は収穫量を維持することです。
はたして、その効果はあるのでしょうか?
猛暑
ここ数年この時期はとても暑く、抑制品目の出だしをくじかれることが多い。
主力品目であるミニ・中玉トマトは、トマトトーンを一生懸命してもその成果がで十分でないこともある。
特に令和5年は、8月中旬から9月上旬の猛暑で、着果が悪く、結果、9月下旬から10月上旬の出荷量が激減したことが記憶に新しい。
近隣の直売所においては、これからお盆後にかけて、露地野菜であふれるのだが、昨年は壊滅的な状況だった。
今年も、おそらく、そうなる予感がしてならない。
野菜がなければ相場も上がる。
しかし、物がないのでは話にならない。
ジレンマな時期である。