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自転車操業
いきなり夏が終わりましたw
梅雨明けからの猛暑で、早朝からお昼までしっかりはたらき(この時点で7時間働いてますがw)、午後は夕方から働くというサイクルでした。
しかし、涼しくなったら少し遅めにでて、昼を挟んで午後からも働き、早めに切り上げるサイクルになります。
どっちがいいのかはわかりませんが、体への負担は激減します。
ただ、夕方の晩酌の満足度は落ちますが笑
さて、弊社のモットーは「利益はすべて生産者に還元する」ことです。
当然、運営経費分は留保するのですが、それ以外は価格に反映します。
なので、常に自転車操業ですね。
資材も仕入れ額から0.5~3%乗せるだけです。
100円のダンボールなら1~3円、三角袋なら0.5円という感じです。
ダンボールも、品目ごとに作成することもありますが、できるだけアイテム数を減らし、印版を省くようにしています。
ダンボールや三角袋を作成する場合、その印版代が数万~10万くらいします。
これを考えて前述のように上乗せしていますが、何枚売ったら版代になるの??って感じですが、仕入れ農産物も、販売金額から数%ほどいただいて仕切っています。
なので、ここで版代は見ていることになります。
仕入れ販売からの数%と資材販売の数%。
これが粗利になりますが、ここから人件費や運営費を支払い、長期借入(2トン保冷トラック)分の約定償還を行います。
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生産者が弊社と取引するメリットは?
販売額が2000円の場合を考えてみます。
JAの場合、市場手数料約10%+JA手数料3%+全農手数料1.5%=14.5%
これに、JA施設利用料、部会費などを合わせると約17%・・・
2000円に対して17%(340円)を控除すると手取りが1660円です。
弊社の場合、弊社が生産者へ仕切るという考え方です。
なので、JAの例の商品が2000円で売れたとした場合、1900円で仕切ります。
つまり、農家さんの売上は1900円となります。
ここから集荷経費をケースあたり100円いただき、実質手取りは1800円です。
単純なシミュレーションなので、厳密には微妙に変わってきます。
もう一点。
申告時の経理処理についてです。
委託販売の場合、振込金額(手取り)に、控除額を計上する必要があります。
1000万円の売上があった場合、830万円の振込、控除170万円となり、この170万円を売り上げに上げなくてはなりません。
そうなると、消費税がその分増えることになります。
弊社の場合、1000万円の売上(弊社が農家さんへ仕切った額)があった場合、集荷経費や一部資材のみの控除でこの分を売上に計上します。
この控除額は委託料ではなく、必要経費の計上なので、消費税も実質分だけとなり(手取りにない委託料分の消費税まで払うという)精神的負担はありませんね笑
いい事ばかり書きましたが、デメリットもありますが、それは後日ってことで
夏が終わりそうな雰囲気です
7月の猛暑からのまとまった降雨
気が付いたらもう7月です・・・
5月末から西瓜の出荷が始まり、土曜日以外は早朝から収穫、出荷、収穫後の片付けと連日動き回っていました。
6月10日頃までは、市場にも西瓜がたくさん出ており、荷動きが悪い状況でした。
しかしその後は平年なみに動き、例年よりかなり早い梅雨明けのタイミングと重なり、6月下旬には不足気味・・・
いいのか悪いのか・・・弊社周囲の西瓜もあと10日ほどでしょうか。
既に猛暑真っただ中。
ハウスの中は40度を超えています。
既に抑制品目の定植も始まっていますが、昨年よりも厳しいシーズンになることが予想されます。
平成7年産西瓜
3月1日から4月中旬まで順次定植を行われ、現在ほぼ順調に着果しています。
順調と書きましたが、実際は周期的に天候が変わります。
西瓜で最も重要な作業が交配です。
これがうまく行かなければ、西瓜はできません。
開花当日(交配日)、雌花と雄花の「質」が一方でも悪ければ、着果しないか、したとしても変形果になったりします。
実は開花2週間前の温度がとても重要で、この開花に大きく影響を与えます。
当日が天候が良くても、このおよそ2週間前に低温に暴露されていれば、花粉が出にくくなることがわかっています。
なので、週間天気を見ながら交配日を想定しながら、作業を進めています(作業の内容が細かすぎて記述は難しいので割愛しますが)。
とはいっても、それなりに着果し、ゆっくり大きくなっています。