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平成7年産西瓜
3月1日から4月中旬まで順次定植を行われ、現在ほぼ順調に着果しています。
順調と書きましたが、実際は周期的に天候が変わります。
西瓜で最も重要な作業が交配です。
これがうまく行かなければ、西瓜はできません。
開花当日(交配日)、雌花と雄花の「質」が一方でも悪ければ、着果しないか、したとしても変形果になったりします。
実は開花2週間前の温度がとても重要で、この開花に大きく影響を与えます。
当日が天候が良くても、このおよそ2週間前に低温に暴露されていれば、花粉が出にくくなることがわかっています。
なので、週間天気を見ながら交配日を想定しながら、作業を進めています(作業の内容が細かすぎて記述は難しいので割愛しますが)。
とはいっても、それなりに着果し、ゆっくり大きくなっています。
天気予報
弊社へ出荷していただいている農家さんは、今、西瓜の定植を順次進めているところです。
ここ10年で補助事業による大型ハウスの整備が進み、天候の影響をうけにくくになっており定植は順調に進んでいます。
とはいっても、露地栽培も相当量あり、天候の良し悪しで作業の進捗が大きく左右されます。
露地は、トンネルを仕立てますが、被覆を展張する際、風による影響を大きく受けます。
そのため、週間天気予報を注視しながら、作業をすすめ、展張日は予報による風がない時間帯を狙って一気に作業を進めます。
tenkijpやyahoo天気を参考にしていますが、以下のページも大変参考になります。
精度も高く、私は、ほぼここを見ています。
風速だけでなく、日射量なども予測しており、栽培管理に大いに役立っています。
近畿エリア限定です。
https://www.meci.jp/windon.html
2024ー25秋冬葉物野菜価格
3月に入り、この秋冬の葉物の価格を整理してみました。
メディアで散々野菜不足と連日報道されていましたが、弊社の関係農家さんにおいても、なかなか難しい栽培でした。
しかし、地の利を生かし、だめ(=原価割れ)なら廃棄すればいいという前提で、10月後半からとにかく播種しまくるよう、意思統一をはかっていました。
そのおかげで、多少の端境はありましたがほぼ平年並みの出荷量でした。
10月~2月末までの販売高は、対前年同月比で
10月期105%
11月期106%
12月期110%
01月期171%
02月期122%
通算で119%でした。
例年にない高単価で、関係農家さんへはしっかり還元できたのではないかと思います。
西瓜の季節
弊社所在地、鳥取県北栄町は西瓜の名産地。
GI登録もされている「大栄西瓜」の産地です。
代表も生産者のひとりです。
そんな大栄西瓜、3月1日から定植が始まりました。
先行産地から受け継いだバトンを後続産地につなぐため、市場にでまわる時期を統一するため、定植開始日を決めています。
4月中旬まで、順次定植していきます。
年間出荷量(系統)は100万玉。
出荷期間はおよそ50日。
一日あたり2万玉が選果場から各消費地に出荷されていきます。
さて、今年はどんな年になるでしょうか。
天候次第とはいいますが、いい天気が続き、出荷時期も好天がつづくとありがたいものです。
ちなみに、弊社では大栄西瓜はとりあつかっていません(取り扱えないのです・・・・)。
ただ・・・大栄西瓜をつくっている鳥取農産の生産者の西瓜は取り扱うことが可能です。